文豪の見た景色を追体験できる芦花公園の隠れた名所【蘆花恒春園】 

今回ご紹介するのは芦花公園駅から徒歩15分の蘆花恒春園(ろかこうしゅうえん)です。
芦花公園駅と八幡山駅のほぼ中間地点になるので、八幡山駅からでも来ることができます。

目次

蘆花恒春園とは?

蘆花恒春園とは「不如帰」「自然と人生」「みみずのたはこと」などの作者として有名な明治・大正期の文豪、徳冨蘆花とその妻、愛子夫人との住まいや墓を中心に作られた公園です。徳冨蘆花旧宅、蘆花記念館など文化的資料があり、徳冨蘆花旧宅は昭和61年に東京都指定史跡になりました。文化的資料だけでなく花の丘、アスレチック広場、ドッグランなど公園としても充実した施設や環境があります。また駅名の由来になったとも言われています。

園内の様子

引用:東京都公園協会 蘆花恒春園ページより
https://www.tokyo-park.or.jp/park/map/roka_map.pdf

今回は徳冨蘆花旧宅を見に行きました。旧宅と記念館は入場無料なので気軽に入ることができます。児童公園やドッグランのエリアは家族連れが多く賑やかな反面、旧邸付近は静かで落ち着いた雰囲気でした。

徳冨蘆花旧宅

撮影禁止のため写真はありませんが、邸内に入るとまず広い居間があります。囲炉裏やそのすぐ横には風呂場や女中部屋といった間取りをしていました。風呂場には現在ではまず見ない五右衛門風呂がありました。映画などで見てかなり狭いイメージだったのですが実際に見てみると意外と深く大きかったですね。そこから縁側に進むと当時使われていたものでしょうか。火鉢や電話、オルガン?から家具まで残っており当時の暮らしが垣間見えました。また渡り廊下から庭が見れば、かつてと同じ景色を見ることができます。現存している庭は徳冨蘆花自身が作ったもので、今は地域ボランティアによって大切にされています。

最後に

以上蘆花恒春園をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?豊かな自然に囲まれ、かつて蘆花が見たであろう景色を追体験することができるので歴史、文学が好きな方におすすめのスポットです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

スポット情報

アクセス

〒157-0063 東京都世田谷区粕谷1丁目20−1

芦花公園駅または八幡山駅から徒歩15分

営業時間

・徳冨蘆花旧宅
 開館時間:9:00~16:00

・蘆花記念館
 開館時間:9:00~16:00

連絡先

TEL:03-3302-5016
(蘆花恒春園サービスセンター)


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