耳をすませばの聖地、聖蹟桜ヶ丘で45年以上!老舗洋菓子店:聖蹟桜ヶ丘駅 ノア洋菓子店

ノアの商品

聖蹟桜ヶ丘といえばアニメ映画「耳をすませば」の舞台になった聖地として有名です。公開から25年以上経った今でも、絶えず聖地巡礼をしに国内外からファンが訪れます。
そして今年「耳をすませば」の物語から10年後のエピソードを描いた実写映画が2022年10月に公開されます。
話題性抜群、さらに盛り上がるであろう「耳すま」の聖地で昔から営む老舗洋菓子屋さん「ノア洋菓子店」にてお話をうかがいました。
「ノア洋菓子店」は、劇中で主人公の月島雫が猫のムーンを追いかけて地球屋にたどり着くシーンの印象的なロータリーのモデルとなった場所にあります。

目次

お店の名前を冠した洋菓子「ノア」

お店に並ぶ商品は洋菓子のほか、自家製の惣菜パンなどの食事系も取り揃えられています。
チョコケーキ、プリン、モンブランやスイートポテトのラインナップの中に、お店の名前を冠した「ノア」というお菓子があります。

ノアの商品

この「ノア」は、くちどけがやわらかなブッセに細かく砕いたくるみをふんだんにまとわせたお菓子です。
くるみで隠された中身は、ブッセの生地とチョコクリームの層になっており、くるみのカリッとした歯ごたえ、ブッセのやわらかさとチョコクリームの三位一体の食感が軽快でおいしいお菓子です。

フランス語のくるみに由来する店名

「ノア洋菓子店」の由来はフランス語の「noix(ノア)=くるみ」から由来するもの。
なぜ店名にフランス語で”くるみ”と名付けたのでしょうか?
その理由は店主の金子さんの出身地、長野県にあります。
実は長野県はくるみの一大生産地。
金子さんが生まれ育った長野県上田市がある東信州は「くるみの里」とも呼ばれるほどくるみの生産が盛んです。
生まれ故郷の特産品にちなみ店名がつけられました。

銀座東急ホテルで洋菓子職人の修行後、聖蹟桜ヶ丘でお店を開店

金子さんは長野から上京して銀座東急ホテル(昭和35年開業、2001年に惜しまれつつ閉館)にて洋菓子職人として働いたのち、昭和50年に聖蹟桜ヶ丘に「ノア洋菓子店」を開店しました。
当時のホテルのホテリエたちの間ではフランス語が社内公用語だったのだとか。
そのことからも、くるみのフランス訳=ノアと名付けられたそうです。

耳をすませば聖地巡礼で訪れる世界中のファンたち

冒頭でも書いた通り、聖蹟桜ヶ丘はジブリ映画「耳をすませば」の舞台となった聖地です。日本のみならずアメリカや、中国、フランスなど世界各国からファンが日々、聖地巡礼に訪れます。
今回、様々なワールドワイドなエピソードを楽しそうにお話してくださいました。
耳すまファンには、ムーンをかたどった猫型のクッキー「ロータリークッキー」と天沢聖司を象徴するバイオリンと作品の愛称が刻印された「耳すまサブレ」が大好評!サブレはプレーン味もありますよ。

ロータリークッキー
ロータリークッキー
耳すまサブレ
耳すまサブレ

耳をすませばグッズで彩られた店内

店内に入ると猫のバロンと恋人のルイーゼがお迎えしてくれます。そして店内BGMは耳馴染みのあるあの曲、「カントリーロード」
厨房と店舗とをつなぐ窓の大きなはめ込みガラスもなんと「耳をすませば」です!
ショーケースには、月島雫と天沢聖司を繋いだ図書カードも。
以前は「耳すまノート」というファン同士の交流ノートが置かれていましたが、新型コロナウィルス感染拡大に伴い今はお休み中です。
ノートは2005年から始まり、これまでに、なんと52冊分の耳をすませばの思い出が書き込まれてきました。
ファンの方たちの熱量が伝わってきます。

まとめ

実写映画公開でさらに盛り上がりに拍車がかかる「耳をすませば」
ファンの方はぜひおでかけしてみてください。そして行くなら今年は当たり年。
実写映画公開に先駆けて二人の軌跡をたどってみてはいかがでしょうか?

「ノア洋菓子店」はいろは坂を登った先にあるのでお店にたどり着くまでの道中、見晴らしもよいスポットもたくさんありますよ。

店舗情報について

アクセス

住所:東京都多摩市桜ケ丘2丁目2−9 桜ヶ丘ロータリー商店会
聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩20分

営業時間

10:00~18:00
定休日:日曜日

公式アカウント

Instagram:mimisumanoix

Twitter:@harukk4

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この記事を書いた人

レッツゴー・ケイオーのライターです。
Googleレンズを片手に道中の気になるものの写真を撮っては調べながら歩いています。何気ないものでも知識が増えるとたのしいでおすすめです。

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